【縁】 「こころ」のメルマガ

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ハート・コンシャス その13
【縁】

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今回は【縁】についてです。

精神医学で著名な小此木博士は著書『家族心理学のすすめ』の中で、縁についてこう書かれています。

* ‥ * ‥

アメリカの精神科医たちと、我が国の夫婦家族間とアメリカのそれの違いはどういうところにあるかを論議したことがあった。
  <中略>
この論点を明確化して言えば、日本の家族間の中には伝統的な縁の観念がいまでも深層心理で大きな働きをしていることである。
これに対してアメリカの夫婦家族間は、その出発点が契約の原理に基づいている。
  <中略>
この縁の感覚は、血縁、あるいは自然の絆をモデルにしている。
一度その絆が結ばれれば、お互いが何の努力をすることもなしに、一生その縁が続くものだという感覚である。
(以上引用文)
* ‥ * ‥


日本人は縁を大切にします。
逆にいうと縁に頼る(甘える)面もかなり有ります。

この上記の引用文にもありますが、我々は確かに『契約』よりも『縁』を重んじます。
例えば恋愛だけではなく会社においても、入社から始まって社内の人間関係や取引関係においても、『契約』という言葉よりも『縁』という言葉をよく使いますし、居酒屋での愚痴の中にも雇用契約についてなどという論理的な話よりは、縁にまつわる情緒的な話の方が多いようです。

さて、昔の夫婦関係や主従関係のように、一度かたちとして出来上がったものは、なかなか崩すわけにはいかなかった時代もありました。
しかし、欧米型の『自由・平等・権利・義務・責任・契約』が社会の根幹システムとなった現在では、『縁』に頼ったり心の拠り所にしてしまうと、思いがけない不幸な結末を迎えてしまう恐れがあります。

会社・友人・親子・夫婦 その他いろいろな人と人との繋がりがありますよね。
それらにおいて、今最も大事なことは、きっかけの『縁』にずっと頼るのではなく、その『縁』を大切に壊れないように、そして出来ることなら良い方に向けて育て上げていく【メインテナンス】の努力なんですね。

欧米は宗教も『契約』なので、家族や夫婦のような人間関係も『契約』で考えられるのでしょうが、日本人としては国民性から見て『契約』で全てを片付けられるというには少し無理があると思います。
やっぱり『縁』は大事にして、尚且つ『縁』に頼ったり安心せず、「おかげさまで」という古来の考え方で、人と人とのつながりに感謝し、育んで(メインテナンスして)いけたらいいですよね。
  理論も大事ですが、行動(継続)はもっと大事なんですよね。




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