【「やさしさ」と「決断力」】 「こころ」のメルマガ

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ハート・コンシャス その39
【「やさしさ」と「決断力」】

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悩みのパターンとしては、『決断をせまられて悩む』という場合がよくあります。

人の心は新しい刺激を求めますが、反面において、変化を恐れて現状が続いていくのを望む、というのも事実です。
よくあるケースとしては、『今現在はぬるい湯に浸かっているのだけれどこの湯は段々冷めていき、いつかは冷たくなって自分は風邪をひくだろう』という事が自分でもわかっている、
でも『ぬるま湯から飛び出せない』というのがあります。

そこで今回と次回は、『決断』について考えてみたいと思います。
以下は大平健氏の「やさしさの精神病理」からの引用です。

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 「叱るな、誉めろ。それでだめならやさしく注意せよ」と専門家が助言する時代です。
 本心はともかく、皆、人気の「やさしい」親、教師、上司であろうとしても嫌われ役など引き受けようとはしません。
 「やさしさ」の時代は、何ごとであれ「自分のせい」にされるのが嫌な時代でもあるのです。
 まわりに「やさしい」人や「やさしい」ふりをする人ばかりがいるという環境のもと、「やさし過ぎて」決断をぐずぐずと引き伸ばす若者が多いのですが、彼らとて、決断しなくてはならない、そういう時がいつか必ず来ます。

 (中略)

 こうなると、不決断の「やさしい」人といえども、何とかしなくてはなりません。
 ひとりで考えても決心のつかぬことは昔からありました。
 そういう場合、人は誰か親しい人に相談したものです。
 「やさしい」人もそうすればよいはずでしょう?
 しかし、そうはいきません。
 「やさしい」人にとって、本当に親しい人とは「やさしい」人たち以外にはありえないのです。
 そしてその「やさしい」人たちというのが「後悔しないですむように自分でよく考えて」と言うような人たち、「自分のせい」にされることを覚悟の上で助言してくれたりはしない人たちなのでした。
 結局「やさしい」人々は、困っても<親しい人には相談できない>というパラドキシカルな状況におちいっていることになります。

 -----------(以上引用文)


ここに書かれている若者だけではなく、今の世の中では、かなり広範囲な人々がこの例にあてはまりそうです。
責任を伴わない「やさしさ」というのは、単なる「ええカッコしぃ」とも言えるものなのですから。

ところで、「決断」は持ち時間が決められている場合が多いですし、例え時間に余裕が有ろうとも永遠に悩んでいる訳にもいきません。
一般的には、悩まなければならない決断すべき事案というのは、時がたつほど条件なり内容が悪化する場合が多いと思います。

「いい事は放って置いてもいいが、悪い事は一刻も早く手を打て」といわれるように、決断の先延ばしはしないにこしたことは有りません。


(次回に続きます。)




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