【子供の頃のダブルバインド】 「こころ」のメルマガ

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ハート・コンシャス その56
【子供の頃のダブルバインド】

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先日、久しぶりに仕事から離れて、ゆっくり本を読んでいたのですが、偶然にも別々の本で、次の言葉が出てきました。

「人間はこの世に食うために生まれたのではなく、生きるために食うのである」(武者小路実篤「豊かな人生」)

「人間は食うために生きるのではなく、生きるために食うのだ、との言葉がある」(星新一「進化した猿たち」)


さて、ここまでは一緒ですが、ここからが面白いんですね。
武者小路実篤は
 『人によっては健康第一という意味をとりちがえて、自身の健康を目的にして働く人がいる。
 (中略)
 金をとることは、生きるためではなく、金をとるために生きる人がある。』
と話を進めているのに対し、
星新一は大分あとの文脈になりますが、
 『人間個人の理想となると、すべて共通で<濡れ手でアワといった調子で大金をつかみたい> の一語につきる。
 この欲望が心の奥にあれば、あなたは人間であり、しかも正気であるとの証明ともなるわけであろう。』
と書いています。(『』内は引用)
もちろん星新一は特有の、ショートショートの大御所らしい論理であって、マジメに比較したらいけないのでしょうが、この問題は我々にとって、ダブルバインド(板ばさみ)ですよね。

さて、心の病気にかかりやすい人は、子供の頃にこのダブルバインドにあったことが影響している場合があります。
例えば、
「外で遊んでばかりいないで、ちょっとは本でも読んだらどうなの?」
と言われて、部屋で本を読んでいたら、
「部屋の掃除をするから、邪魔だから外で遊んでいなさい!」
というのがそうですね。

(だって、さっき部屋で本を読めっていったじゃん)
と思って口をモグモグしていたら、
「まったくはっきりしない子ねぇ~、言いたいことがあったらハッキリ言いなさい!」

「じゃあ言うけど、さっき部屋で本を読めっていったじゃん」

「まったくこの子は、へ理屈だけは一人前なんだからっ!言い訳を言う子なんて最低よ!」


…笑い話のようですが、これは本当に心が病みやすくなるパターンなんです。


昔あったよな~、と思い出した人もおられるでしょう。
でも、気をつけてください。
昔の、子供の頃の話だけではなく、現在でも仕事や家庭(嫁・姑)の中で、ダブルバインドが暗躍しているかもしれません。

もちろんお子さんのみえる方は、気にとめてくださいね。




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