【本人は気付いていない】 「こころ」のメルマガ

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ハート・コンシャス その88
【本人は気付いていない】

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カウンセリングの手法の中には『家族療法(短期療法)』というセラピーがあります。
このところ、問題を抱えている本人からではなく、家族の方から相談を受けることが多いので、今回はそれについてお話します。

さて、『家族療法』というカウンセリング法では、クライアントの事をIPと言います。
このIP(Identified Patient=患者と見なされた人)というのは、家族を代表して問題を表現している人という意味でそう呼ばれているのですが、例えば不登校について考えてみましょうか。

この場合、不登校の子供だけに問題が有るのではなく、家族間にいろいろと問題が有り、その家族というシステムの中で最も弱いところ、つまり子供が代表して問題を表現(学校に行けない)している、ということとなります。
さて、不登校の場合は、『調子がおかしい』というのを親だけではなく、本人も当然気付いています。
不登校というのは『怠学』ではなく、『行きたいけれど、行こうとすると何かしら極度の不調が表れて行けなくなる』ことですから、言わば当人が一番苦しいワケです。

その苦しい本人は学生、つまり未成年なので、この場合は親がまず相談に来られます。
ところが、冒頭に書いた『最近増えてきた、IP本人からではなく家族の方から相談を受けること』というのは、実は不登校とかのみ青年ではなく、成人についてもなのです。

そして、最近多くみられるパターンとしては、本人は自分のことをおかしいと感じていないケースが多いんですね。
実はこれは、とっても怖いことなのです。

心の病気について、極端な例として「神経症と精神病の違いを一言で書くと『神経症⇒自分が困る(悩む)』、『精神病⇒周囲が困る(悩む)』となる」なんて言います。
もちろん、神経症よりも精神病の方が大変です。

気付かれましたか? 『とっても怖い』 と書いた理由を…。

そうです。
周囲が『この人、最近なんかおかしいな~』と感じるのに、本人は自分のことをおかしいと感じていないケース というのは、かなり要注意なんですね。

家族や親しい人が心の病気ではないかと思える場合、なかなか本人には言えないものです。
特に、奥さんやご主人が『変った言動』をするようになっても、本人がそれに気付かない状況の場合、対応は非常に後手後手にまわるケースが多いんです。

でも、本人があまり気付いていないようでしたら、早めに本人と相談したほうがいいんですね。
単に気付いていないだけの場合もありますし、早期に医師に相談すれば、薬で治る場合も多いですから。

体の病気の場合は、本人は気付かなくても周囲が『顔色が悪いよ』とか言って医者に行かせますよね。
心の病気も、理屈は同じです。

『あれ?』 と思うことが重なったら、早めの対応が大事です。




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