【『いじめ』について】 「こころ」のメルマガ

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ハート・コンシャス その96
【『いじめ』について】

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今回は『いじめ』についてです。

新聞では『子供のイジメ』が毎日のように記事になっていますが、別に大人でもセクハラやパワハラなど、いじめと呼んでもいいような事が、あちらこちらで起きていますよね。
これらの事について、マスコミや識者は被害を受けた人に、『どうして早く誰かに言わないの?』と、よく述べていますが、この辺が『正義の味方』の人たちの何処か抜けているところなんですね。

まず第一に、いじめる人間は『あまり言えないタイプ』にターゲットを設定するんです。
これは痴漢のケースを考えれば、すぐわかります。
ちょっと触れただけで大声で非難されそうな雰囲気を持った女性を最初に狙う痴漢は、あまりいないはずです。
触っても騒ぎ立てないような女性を狙うのが普通でしょう。
だから、『どうして言わないの?』ではなく、『言えない性格タイプだからいじめられる』んですね。
順序が逆なんです。


もう1つ。

実は友人と飲み会が有った時、僕は何人かに『子供がいじめられたら、最悪の場合どうする?』と聞いてみました。
回答としては、『引越しするかな~』(←持ち家もあり、地元で商売をしている男性)、『学校に行かなきゃいいだろう』などが多かったのですが、実はここが大切なんです。

実際に引越しするかどうかは別として、大事なのは親がその【腹】を持っているか、つまり腹をくくれるかどうかを子供は敏感に覚っているんですね。
そして、『いざとなったら、親は引越しするくらいの腹で、自分の味方をしてくれる』という思いが子供の心に存在している場合は、いじめられても、それを乗り越えられるんです。

ところで、その話をしていてちょっと驚いたのは、『でも、オレは知らなかったんだけど、ウチの子もいじめられた事も有ったそうだぞ』という人が多かったこと。
彼らは比較的、子供と上手くコミュニケーションをとっている人達です。
でも、そういう彼ら(親)に対しても、子供は『いじめられている』という事は言わなかったワケです。
如何にいじめられているという事は言いにくいかが、理解できますね。

さて、もう1つの問題点です。

【正義の味方】の識者たちが前面に押し出すのは、『子供は清純で無垢で良い心の持ち主である』というイメージです。
でも、よく考えてみるとわかるのですが、子供の頃って例えば男の子だったら平気で虫やカエルを殺したりしますよね。
つまり人間の心の奥深くには、『残酷』な部分があるのです。
そして、人間は元々『自分勝手』なのです。

フロイトは人間の心の奥底の部分をイド(エス)と呼び、【快楽原則】で動くと考えました。
この快楽原則とは、簡単に言えば『やりたい事をやり、やりたくない事はやらない』ということです。
だけど、これでは社会の中では成り立たないだろうという事で、人は心の中に自我(エゴ)という部分を持ち、そこの【現実原則】に沿って行動する という理論です。

さて、子供のうちは、どうしても快楽原則で動いてしまいます。
これは、しょうがないんですね。
だからこそ、【教育】が必要なのです。

先程、人の心には残酷な部分が有る、と書きました。
この残酷な部分を『やりたいようにやる』快楽原則で出してしまうのが子供なんです。
根が深い話ですね。

『学校からイジメをなくそう』なんて、簡単に言える問題ではないんです。
人間の本質の暗い部分の話なんですから、簡単になくなるワケがないんです。

だからそうではなく、まずは『イジメに早く気が付くようにするシステム』が必要ですし、『気が付いたら、一刻も早く軽い段階で手を打つシステム』が大事なんですね。
これなら、今すぐにでも取り掛かれますから。
ところが現実は反対で、校長先生とかが問題を見て見ぬふりをしたり、手を打たなかったり、隠したり先延ばししているケースが多いようです。

これって、要はその校長先生が『やりたくないことはやらない』という【快楽原則】で動いているんですね。
こっちの方がもっと根が深い問題なんですけど…。


このところ、世の中の流れとしては、この【快楽原則】で動いてしまい、その結果、重大な問題が起きてしまうという方向に向かっているような気がします。
問題に巻き込まれたら、まずはこの他人や自分の【快楽原則】の渦にはまっていないか、チェックしてみてください。
大事なのは早期発見と早期修正ですから。




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