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ハート・コンシャス その123
【過去(思い出)は変わる】

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哲学者の永井均先生の著書「子どものための哲学対話」という本の中に、こんな問いかけがあります。

「青い鳥を手に入れると幸福になる、ということで探しに行った子どもたちは、結局それが家にあったということに気づいた。 さてそれでは、子どもたちは気が付かなかっただけで、本当はもともと幸福だったのか?それとも、探し回って帰ってきたときに、その結果として幸福になったのか?」

難しいですよね。
『子どものため…』という題だけど、長く生きてきた僕なのに、よくわからない…。

これは本の中では猫が子どもに問い掛けているのですが、それに対しての子どもの返答は、こうです。

「作者は、(子どもたちは)ほんとうは幸福だったのに、まえには気づかなかったって言いたいと思うんだけど、でも、気づかなかったってことは、つまり幸福じゃなかったってことじゃないかなあ?
幸福だと感じていないってことは、つまり幸福じゃないってことなんじゃないかなあ?」

う~~ん。
すごい子どもだな~。

さて、答えは本を読んでいただくとして、ちょっとパターンを変えて考えてみましょうか。

とっても不愉快な夢を見たとします。
目を覚まして、「あ~、夢でよかった!」とは思ったものの…。

さて、夢は夢、現実ではないのですが、それにしても不愉快な思いをしたのは事実です。
だとしたら、例え夢であっても『不幸な時』を過ごしたということなのでしょうか?


もう一つ。
これは僕が講師をやる時に使うネタです。

土砂降りの雨もカラッと上がったある良い天気の朝、貴方は新しいスーツを着て駅に向かいました。
ところが、歩いている途中、猛スピードで車が昨日の雨の水溜りに突っ込んで横を通り過ぎ、ドロハネで貴方の新しいスーツは一面に斑点が…。

さて、貴方はどんな思いをし、どんな思い出になるでしょう?

「バカヤロー!おまえなんか事故っちまえ!」と思い、とっても嫌な思い出が残るかもしれませんね。

ところが、数日後に知り合いにこの話をすると、「あ、その車の人、知ってるよ。あの日は一人息子さんが事故で救急車で運ばれて、その連絡を受けて病院へ夢中で車を飛ばしていたんだって。
お気の毒に、その子は亡くなっちゃったらしいんだけどね。でも、その人、ドロをはねて歩いていたヒトに迷惑をかけた事は覚えていて、本当に申し訳ないと後悔してて、謝ろうと探しているみたいだよ」


さぁ、この話を聞いた貴方、その後でも変わらずに「バカヤロー!おまえなんか事故っちまえ!」と思い、とっても嫌な思い出となり続けるでしょうか?


よく『自分と未来は変えられるが、他人と過去は変えられない』って言いますが、この例でわかるように、『過去(思い出)は変わる』場合が有るんです(辛かった出来事が、「あれはあれで良かったな」というのも、そうですね)。




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