【カウンセラーが持つ物語】 「こころ」のメルマガ

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ハート・コンシャス その131
【カウンセラーが持つ物語】

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昨日、故河合隼雄先生がテレビで対談されているビデオを見て、ちょっと気付いたことを書きますね。

河合先生、そしてロジャーズ研究所にて学ばれた人間中心療法の第一人者の東山先生は、『ひたすらクライアントの話を聴くだけで、治ってしまうものだ』ということを、よく著書に書かれています。
そして、その言葉に従って、多くのカウンセリングの専門学校では、傾聴の学習や練習をしています。

もちろん僕も、ロジャーズの考え方はとても尊敬していますし、河合先生のお話にケチを付ける気は毛頭ありません。
でも、そういう対談とかを見ていると、『何もせずにひたすら聴く』という事が、河合先生はやっぱりどこかが違うんですよ。

でもまぁ、何か違うということは、何となくはわかっていたんです。

以前、大使閣下の料理人というマンガを読んでいて、ハッと気付いたことがありました。
主人公の料理人が『本物のフランス料理』とは何か、と悩んでしまい、尊敬しているあるホテルの料理長に相談に言ったのですが、その料理長は主人公にこう答えたんです。

「『本物のフランス料理』を作ろうなんて思うな!それより『本物のフランス料理人』になれ! 本物のフランス料理人なら、ご飯に卵をぶっかけただけでも、それが本物のフランス料理になる!」


なるほどなぁ、そこなんだなと気付かされました。

カウンセリングで言うと、『本物のカウンセラーなら、「うん、うん」と頷いているだけで、本物のカウンセリングとなる』っていうことですから。

さて、『じゃあ、本物のカウンセラーってなんだ?』っていうことになりますよね。
それのヒントを、その昨日のビデオの対談を見ているときに気が付いたんです。

その人が持っている【物語】の問題ではないだろうか…。

河合先生は「うん、うん」と聞いているだけなんですが、その聞き方に河合先生の持っている【物語】がにじみ出ているような気がしたんですね。

例えば、普通の人なら『聞き方』について10回しか考えなかったところを、河合先生は1000回考えたとか、普通の人なら『学校に行けない理由』を10個しか考えないのに河合先生は1000個考えたとか、そういう色々なことが河合先生の中に物語として存在しているんじゃないだろうか。
そしてそれが『頷く』という受け身の行為を取っている中で、自然に相手に伝わるのではないかと思ったんです。

カウンセリングというのは、『受容』と『共感』が大事だと言われています。
でも、それを一生懸命にやっているつもりでも、クライアントに「あの人じゃダメだ!」といわれる人もいるんですね。
それは、ひょっとしたらそのカウンセラーの中に、しっかりとした【物語】がなかったのかもしれないなぁ、という気がします。






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